運行管理者って難しい

こんにちは、一番星系行政書士の川合智士です。今回は運送業の運行管理者についてのブログです。

運行管理者の仕事とは

道路運送法上、営業所ごとに定められた数(ドライバー30人までは一人、以後30人を超えるごとに1人ずつ増加)の運行管理者を配置し、

  • 点呼によりドライバーの健康状態の把握
  • 安全な走行を確保するための具体的な指示
  • ドライバーの勤務時間の適正な管理
  • ドライバーに対する指導監督
  • 国への事業用自動車の自己報告等

により、安全運行の確保を図ることとされています

点呼の重要性

上記のとおり点呼は「ドライバーの健康状態の把握」のために行います。

  1. 睡眠時間は十分取れているか
  2. 前日のお酒は出勤時に残っていないか
  3. 健康面で異常はないか
  4. 精神面で異常はないか

などの確認のためのコミュニケーションと私は考えています。

しかし、これが、難しい。

ドライバー出勤時に運行管理者が「夕べはよく眠れた?」と質問したとします。

この質問の仕方では、例え前日睡眠時間が3時間でも、「はい」と答えるのが普通です。

 

「やー、3時間しか寝てなくて」なんて答えたら、運行管理の厳しい会社では「も一回帰って寝ろ」と言われかねません。いや、むしろ言うべきなんですが・・・。

では、ドライバーさんから上手く答えを引き出すためには、どのように質問すればいいのでしょうか?

 

「夕べは何やってた?」「夕べは何時まで起きてた?」と聴いたらどんな答えが返ってきそうですか?

 

「DVD借りて夜中まで観てた」とか「友達と錦に飲みに行ってた」という具体的で自由な答えが引き出せそうですよね。では「夕べはよく眠れた?」という質問とどう違うのでしょうか?

 

会話術

「夕べはよく眠れた」という質問は「はい」「いいえ」で答えることができます。会話術でいうとクローズドクエスチョンと言います。イエス・ノーで答えられる簡単な質問のことです。

 

これに比べて「夕べは何やってた?」や「何時まで起きてた?」は、イエス・ノーでは答えられません。もっとしっかり考えて答える必要が出てきます。これを会話術でオープンクエスチョンと言います。

「オープンクエスチョン」の方が正確な答えが引き出せそうですね。

もちろん、ドライバーさんがいつも本当のことを答えてくれるとは限りません。ですから、常日頃から信頼関係を築けるようディープなコミュニケーションを運行管理者と運転手の間で取っておくことがとても重要です。

 

運行管理者さんはコミュニケーション力も欠かせないと私は思います。以前勤務していた会社でもよく感じたことです。

ドライバーさんと信頼関係が築けていて、出発前に気分よく点呼を終えて世間話の一つでもして出庫すれば事故防止にもつながります。

まとめ

実際の現場では難しいという声も上がりそうですが、事故が多くて困っていた運送会社さんが、点呼にちょとした会話術を盛り込むことで、劇的に事故率が減ったという事例にも私は遭遇しています。

興味を持たれた方は是非、この「オープンクエスチョン」を点呼に取り入れてみてはどうでしょうか。

運送業専門の「かわい行政書士事務所」では、顧問業務も承っております。

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