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【2019年更新】黒ナンバー登録(軽貨物運送)のココが知りたかった

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軽トラック

黒ナンバー(軽貨物運送事業)とは?

黒ナンバー(軽貨物運送)とは、軽貨物自動車を使用して貨物の輸送を行う運送業のことで、正しくは「貨物軽自動車運送事業」と言います。

貨物軽自動運送事業は、貨物自動車運送事業法という法律の第2条で

他人の需要に応じ、有償で、三輪以上の軽自動車および二輪の自動車を使用して貨物を運送する事業

と定義されています。

 

簡単に言うと、軽貨物自動車または125㏄以上のバイクで運賃をもらって貨物を運ぶ事業と言えます。

黒ナンバーによる運送業は、小資本で一人から開業できるのが大きな魅力です。また、黒ナンバー運送業は一般貨物自動車運送事業許可や貨物利用運送業許可の取得に比べて簡単なのが特徴といえます。

 

 

黒ナンバー(軽貨物運送)と一般貨物自動車運送事業の違いとは?

運送業は貨物自動車運送事業法という法律で以下の3種類に分かれています。

  1. 一般貨物自動車運送事業
  2. 特定貨物自動車運送事業
  3. 貨物自動車運送事業(黒ナンバー)

 

1.の一般貨物自動車運送事業の定義は下記のとおりです。

他人の需要に応じ、有償で、自動車(三輪以上の軽自動車および二輪の自動車を除く)を使用して貨物を運送する事業であって、特定貨物自動車運送事業以外のものを言う。

 

言い換えると、軽貨物自動車やバイク以外の貨物自動車で運賃をもらって貨物を運ぶ運送業。これが一般貨物自動車運送事業、いわゆる運送業です。

対して、黒ナンバー(貨物自動車運送事業)は、冒頭でもご説明した通り、125㏄以上のバイクや軽貨物自動車を使って行う運送業です。

 

両者の一番大きな違いは、許可取得の難易度です。一般貨物自動車運送事業の許可を取るには、営業所・休憩室、駐車場を確保し、最低でも5台以上のトラックを揃え、5人以上の人を確保し、事業開始に必用な自己資金(およそ1,000万円)があることなどの要件すべてをクリアしないといけません。

そして、ご依頼から許可取得にかかる期間は、弊社シフトアップでは平均的に6カ月を要します。

 

これに比べ、黒ナンバー登録は圧倒的に要件が少なく、ご依頼から登録して運輸開始するまでの期間は最短2日で済みます。

 

 

黒ナンバー(軽貨物運送)の仕事は儲かるのか

儲かるかどうかは事業を行う人によるところが大きくなりますが、儲かっている方は大勢います。

弊社シフトアップのお客様には、EC業者の宅配で月150万円の売上を上げている方もいらっしゃいます。ただし、150万円の売上を上げるには寝ずに走るほどの覚悟が必用なのは言うまでもありません。

黒ナンバーで軽貨物運送を行っている方の月平均売上は30万円~50万円程。この辺りの売上の事業者は、他の軽貨物運送会社の業務委託で走っている方が多いです。

 

 

黒ナンバー(軽貨物運送)の車種と任意保険について

黒ナンバー(軽貨物運送)に使用できる車種

結論から言うと、車検証上の用途が「貨物」となっている軽自動車であれば黒ナンバーとして登録できる車種となります。

街で良く見かけるのは、ハイゼットバン、エブリイバン、ミニキャブバン、サンバーバン当たりでしょうか。

 

黒ナンバー(軽貨物運送)の保険

黒ナンバーは営業用で使用するので事故の確立が高くなります。そのため自動車任意保険の毎月の保険料は自家用車に比べて約2倍~3倍高くなります。

また、黒ナンバー車両の自動車任意保険を扱う損保会社も限られており、東京海上、三井住友海上、損保ジャパンあいおい、富士火災、朝日火災、共栄火災あたりとなります。保険料の安い会社社は富士火災・朝日火災で、その他の大手損保会社より1割~2割安です。

 

保険会社の選び方のポイントは、毎月の支払い保険料だけでなく、事故対応の良い保険代理店を選ぶことです。なぜなら、事故後の示談交渉を上手くやってくれる代理店から加入しないと、大きなストレスをかかえることになり、仕事にも支障が出てしまうからです。

ですので、事故時の対応の保険代理店を見極めて自動車任意保険へ加入するようにして下さい。

 

 

黒ナンバー取得のメリットとデメリット

黒ナンバー取得のメリット

  • 一般貨物自動車運送事業に比べて圧倒的に早く事業が開始できる
  • 登録免許税が必用ないため、黒ナンバー取得のための費用が安い
  • 一人(1台)からでも開業できるため、個人事業としてビジネスを始めやすい
  • 営業用ナンバーとなるため、自家用車に比べて自動車税、重量税などが安い
  • 頑張れば一般貨物自動車以上の売上を確保できる

 

 

黒ナンバー取得のデメリット

  • 個人で始める場合は、自分以外に変わりがいないため稼働日数が売上に直結する
  • 大手軽貨物運送会社の業務委託で始めるとロイヤリティの支払いが発生して身入りが少なくなる
  • 自家用車に比べて自動車任意保険料が高い

 

 

黒ナンバー(軽貨物運送)

 

黒ナンバー(軽貨物運送)開業方法と取得の流れ/期間

黒ナンバー(軽貨物運送)を始めるための流れは以下の通りです。

  1. 申請日までに賃貸、購入などして、事業を行う営業所を確保
  2. 申請日までに車両を確保
  3. 黒ナンバー登録用の届出用紙を作成し、添付書類を揃えて営業所を管轄する地方運輸支局へ届出
  4. 届出書類に不備がなければ届出が受理
  5. 運輸支局で車両を黒ナンバーに変更するための「事業用自動車等連絡」を取得
  6. 営業所を管轄する陸運局で営業用車両を黒ナンバーに変更
  7. 6自動車任意保険に加入
  8. 営業所管轄の税務署や市町村へ開業届を提出する
  9. 事業開始

 

黒ナンバー登録の申請は、提出書類に不備がなければ申請日当日に黒ナンバー事業者として登録されます。そのため、申請日当日に車両のナンバー変更まで行えば、その日から事業を開始することが可能です。

したがって、申請から登録、開業までの期間は最短で1日です。申請日までに営業所や駐車場の確保、車両の確保、申請書類の作成も必用になるため、開業日予定日から逆算して準備するようにしましょう。

 

 

黒ナンバー取得(貨物運送業登録)の要件とは?

黒ナンバー取得の要件は大きく分けて6つです。

  1. 営業所・休憩・睡眠施設の要件
  2. 車両の要件
  3. 車両の要件
  4. 適切な運送約款の設定
  5. 適切な運行管理体制の整備
  6. 損害賠償能力

以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。

 

 

営業所と休憩・睡眠施設の用件

  • 営業所と休憩・睡眠施設は黒ナンバー車両を駐車する車庫から半径2km以内にあること
  • 適切な使用権限があること
  • 営業所と休憩・睡眠施設は都市計画法上の市街化調整区域と呼ばれる場所でないこと
  • 市街化区域にある場合は、建物を事務所使用できる区域にあること
  • その他、建築基準法、農地法などの関係諸法令に抵触しないこと

など。

※上記の要件をクリアできれば、賃貸でも自己所有でも構いません。

 

 

車庫の要件

  • 営業所・休憩・睡眠施設から半径2km以内にあること
  • 適切な使用権限があること
  • 営業用車両を容易に駐車できる広さがること
  • 倉庫やガレージなど屋根付き車庫(有蓋車庫と言います)の場合は、市街化調整区域と呼ばれる場所でないこと
  • その他農地法、建築基準法などの関係諸法令に抵触していないこと

など。

※上記の要件をクリアできれば、賃貸でも自己所有でも構いません。

 

 

車両の要件

  • 軽貨物自動車運送事業を1台以上確保していること
  • 事業に使用する車両の車検証上の用途欄が「貨物」となっている軽貨物自動車であること
  • 2輪車の場合は排気量125㏄以上であること

など。

※車輛はリースやローンによる購入でも構いません。

 

 

適切な運送約款の設定

  • 運賃および料金の収受並びに軽貨物自動車事業者の責任に関する事項等が明確に定められていること
  • 旅客の運送を行うことを想定したものでないこと

 

 

適切な運行管理体制の整備

軽貨物自動車運送事業の適切な運営を確保するために、運行管理等の管理体制を整えること

 

 

損害賠償能力

自動車損害賠償保障法等に基づく責任保険または責任救済に加入する計画、その他一般自動車保険の締結等十分な損害賠償能力を有すること(自賠責保険、自動車任意保険に加入すること)。

 

 

よくある質問|運行管理者と整備管理者は必用か

黒ナンバー(軽貨物運送)を行うのに、運行管理者や整備管理者を確保する必用はありません。

 

 

 

まとめ

黒ナンバー(軽貨物運送)は、車両1台、個人事業で始められるため小資本で始めたい方には向いています。

筆者が勤めていた運送会社にも、軽貨物部隊がありました。大手上場企業の下請けとして車両15台ほどで主に個配業務を地場で行っており、毎日距離は相当走っていました。

月の売上は良く、軽貨物運送でこんなに月間の運賃を稼ぐのかと驚いた時も何度かありました。

黒ナンバー(軽貨物運送)開業をご検討中の方は、トライしてみる価値のある事業と言えるでしょう。

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