緑ナンバーとは?白ナンバーとの違い・取得要件・費用を徹底解説【2026年最新版】

緑ナンバーとは?白ナンバーとの違い・取得要件・費用を徹底解説【2026年最新版】
この記事のポイント

緑ナンバー(営業ナンバー)は、他人の荷物を運賃をもらって運ぶために必須の許可です。白ナンバーのまま有償輸送を行うと、3年以下の懲役または300万円以下の罰金という厳しい罰則の対象になります。

緑ナンバーの取得には「人・車両・営業所・駐車場・資金」の5つの要件をすべて満たす必要があります。2019年の法改正により人件費・燃料費などの資金要件は「6か月分」に厳格化されており、古い情報をもとに資金計画を立てると申請できないリスクがあります。

・申請から許可取得まで約4〜5か月かかります。書類は多いときは100枚以上になるため、専門の行政書士への依頼が許可取得の近道です。行政書士法人シフトアップでは、書類作成から申請まで最短3日で対応しています。

「緑ナンバーを取りたいけど、何から始めればいいかわからない」「白ナンバーのトラックでそのまま運送の仕事を受けても大丈夫?」

こうした疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。緑ナンバー(正式名称:営業用ナンバー)は、他人の荷物を運賃をもらって運ぶ事業に必須の許可です。取得せずに営業すると、法律違反として厳しい罰則の対象になります。

この記事では、トラック運送業界に12年間勤務した経験を持つ行政書士が、緑ナンバーとは何か、白ナンバーとの違い、取得に必要な5つの要件と費用、申請の流れ、よくある落とし穴まで、2026年現在の最新情報をもとにわかりやすくご説明します。

 

緑ナンバーとは?白ナンバーとの根本的な違い

このセクションでは、緑ナンバーの基本的な定義と、白ナンバーとの違いを整理します。「緑ナンバー」「営業ナンバー」「青ナンバー」と複数の呼び方がありますが、すべて同じものを指しています。

緑ナンバーの正式名称と意味

緑ナンバーとは、「一般貨物自動車運送事業許可(いわゆる運送業許可)」を取得した事業者が使用できる、緑色の文字で記された営業用ナンバープレートのことです。

正式には「事業用ナンバー」または「営業用ナンバー」と呼ばれ、国土交通省が定める貨物自動車運送事業法(※外部サイト)に基づいて交付されます。

なお、軽自動車で貨物を運ぶ場合は緑ナンバーではなく「黒ナンバー」の届出が必要です。軽貨物の開業方法については黒ナンバーの取得方法・必要書類をご覧ください。

白ナンバーと緑ナンバーの違い一覧

項目白ナンバー(自家用)緑ナンバー(事業用)
正式名称自家用ナンバー営業用ナンバー
使用目的自社の荷物を自社で運ぶ他人の荷物を運賃をもらって運ぶ
許可の要否不要運送業許可が必要
車検の有効期間2年(新車は3年)1年(新車・中古車問わず)
自動車税一般税率事業用の特別税率(やや安い)
任意保険一般の自動車保険事業用自動車保険(割高になる場合あり)
3か月点検義務なし義務あり

白ナンバーのまま他人の荷物を有償で運ぶ行為は、貨物自動車運送事業法に違反します。違反した場合は3年以下の懲役または300万円以下の罰金という重い罰則が科されます。くわしくは白ナンバー運送業は違法?罰則内容を解説もあわせてご確認ください。

緑ナンバーが必要なケースと不要なケース

緑ナンバーが必要かどうかは、「有償かどうか」と「他人の荷物かどうか」の2点で判断します。

緑ナンバーが必要なケース

  1. 取引先から依頼を受け、運賃をもらって荷物を運ぶ場合
  2. グループ会社の荷物を有償で輸送する場合
  3. 複数の荷主から荷物を集めて配送する場合

緑ナンバーが不要なケース

  1. 自社が製造・仕入れた商品を、自社のトラックで無償配送する場合
  2. 引越し作業を無償で手伝う場合
  3. 軽自動車で荷物を運ぶ場合(黒ナンバーの届出が別途必要)

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「自社のケースが緑ナンバーの対象になるかどうか判断できない」という方は、
契約や開業の準備を進める前に専門家へ確認することをおすすめします。
行政書士法人シフトアップでは、事前判断の相談も無料で承っております。

※ご状況により必要書類・要件が異なる場合があります。まずは現状をお聞かせください。


緑ナンバーを取得する3つのメリット

このセクションでは、緑ナンバーを取得することで得られる具体的なメリットをご説明します。取得にはコストや時間がかかりますが、事業者にとって非常に大きな恩恵があります。

① 合法的に運送事業を営める

最大のメリットは、法律に従った形で堂々と運送事業を営めることです。緑ナンバーを取得すれば、荷主企業への営業活動ができるステージに立てます。

取引先からの信頼も高まり、大手荷主企業や物流会社との新規取引が広がる可能性があります。また、運送業許可を取る4つのメリットとデメリットでも詳しく解説していますが、許可取得そのものが社会的信用の証にもなります。

② 自動車税が安くなる

緑ナンバー(事業用)の自動車税は、白ナンバー(自家用)に比べて税率が低く設定されています。複数台のトラックを保有する会社にとっては、年間のコスト差が無視できない金額になります。

最大積載量自家用(白ナンバー)事業用(緑ナンバー)差額
1トン以下8,000円6,500円▲1,500円
2トン以下11,500円9,000円▲2,500円
3トン以下16,000円12,000円▲4,000円
5トン以下
(一般的な4トントラックなど)
29,500円15,000円▲14,500円
8トン以下40,500円22,500円▲18,000円

※金額は目安です。車両の仕様や年度により異なります。

③ 事業の拡大・売却がしやすくなる

緑ナンバー取得後は、増車申請を行うことで合法的に事業規模を拡大できます。また、一定の要件を満たせば運送業許可の譲渡譲受(M&A)も可能になります。許可自体に資産価値が生まれるため、将来の事業承継や売却の選択肢も広がります。


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「緑ナンバーを取得したいけれど、自社の規模や状況で本当に取れるのか不安」という方も、
まずは現状をお聞かせください。取得の可否も含めて無料でご相談に応じます。

※ご状況により必要書類・要件が異なる場合があります。まずは現状をお聞かせください。


緑ナンバーの取得に必要な5つの要件【2026年最新基準】

このセクションでは、緑ナンバー(運送業許可)を取得するために必要な5つの要件を解説します。1つでも満たせない要件があると許可は取得できないため、事前の確認が非常に重要です。

運送業許可の5つの要件は大きく「人・車両・営業所・駐車場・資金」に分けられます。

① 人の要件

運送業許可の取得には、最低でも6名の人員確保が必要です。

役職必要人数主な要件
運行管理者1名以上運行管理者試験に合格していること
整備管理者1名以上整備士3級以上、または実務経験2年以上
運転者5名以上普通・中型・大型などの該当免許を保有

各役職の兼任ルールは以下の通りです。正確に把握しておくことで、少ない人数でコストを抑えた体制を組めます。

兼任パターン可否補足
運行管理者 + 整備管理者実務上よく行われる組み合わせ
整備管理者 + 運転者法律上問題なく認められている
運行管理者 + 運転者原則不可運行管理者が1名の営業所では点呼の整合性が取れないため原則禁止

くわしい人の要件については運行管理者・整備管理者・運転者の要件を解説をご覧ください。

② 車両の要件

申請時点で、使用する車両が5台以上必要です。

  • 車検証の「用途」欄が「貨物」となっている事業用車両であること
  • 申請する全車両を同一の駐車場に収容できること
  • トレーラーは1台で0.5台分として計算される場合があること

③ 営業所の要件

  • 農地法・都市計画法・建築基準法などの法令に違反していない建物であること
  • 賃貸契約または所有権など、使用権原があること
  • 休憩室・睡眠施設を設けること

④ 駐車場(車庫)の要件

駐車場の要件は、なかでも審査が厳しい項目のひとつです。駐車場(車庫)の要件と市街化調整区域・道路幅の制限でくわしく解説しています。

  • 営業所から直線距離で10キロメートル以内(地域により異なる)
  • 全車両が収容できる広さがあること
  • 前面道路の幅員が車両の通行に支障がないこと
  • 市街化調整区域(原則として開発が制限される地域)内でないこと

⑤ 資金の要件【2019年法改正後の現行基準】

運送業許可の申請には、開業に必要な資金を自己資金として証明しなければなりません。資金の要件と開業費用は規模によって異なりますが、一般的に500万円〜1,500万円程度が目安です。

2019年11月の法改正により、必要な自己資金の計算基準が厳格化されています。資金の内訳と必要期間は以下の通りです。

費用項目必要期間目安額
車両購入費または残価全額台数・車種による
事務所・駐車場の賃借料6か月分
※物件の契約条件や地域により、1年分(12か月分)の算定を求められる場合があります
物件による
人件費(役員報酬・給与)6か月分人数・給与水準による
燃料費6か月分運行規模による
車両修繕費6か月分台数・車齢による
その他(保険料・什器備品など)6か月分数十万円〜

以前は人件費・燃料費が「2か月分」でよいとされていましたが、2019年の法改正によりすべての費用項目が「6か月分」に変更されています。古い情報をもとに資金計画を立てると申請できないため、必ず最新基準で確認してください。


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5つの要件はどれひとつ欠けても許可が下りません。
特に駐車場の道路幅員や市街化調整区域の確認は、物件契約後に問題が発覚するケースが多いです。
行政書士法人シフトアップでは、物件選びの段階からご相談を承っています。

※ご状況により必要書類・要件が異なる場合があります。まずは現状をお聞かせください。


緑ナンバー取得までの流れと期間

このセクションでは、緑ナンバーを取得するまでの具体的な手順と、それぞれにかかる期間を解説します。全体の流れを把握しておくことで、開業スケジュールが立てやすくなります。

運送業許可の開業までの流れ(申請〜許可取得)は、大きく以下のステップに分かれます。

取得までのステップ一覧

ステップ内容期間の目安
① 要件の確認人・車両・営業所・駐車場・資金の要件を確認する1〜4週間
② 書類作成申請書類(多いときは100枚以上)を作成する1〜4週間
③ 申請書の提出管轄の運輸支局に申請書を提出する1日
④ 審査期間運輸局による書類審査が行われる約4〜5か月
⑤ 役員法令試験申請者(法人の場合は役員)が法令試験を受験する審査期間中
⑥ 許可取得・登録免許税の納付許可証の交付と登録免許税12万円の納付1〜2週間
⑦ 緑ナンバーへの変更車両を白ナンバーから緑ナンバーへ変更する1〜2週間
⑧ 運輸開始届の提出正式に運送業を開始できる完了

審査期間中に注意すること

審査期間の4〜5か月は、申請した内容を変更できない期間でもあります。とくに以下の3点に注意が必要です。

  1. 自己資金を減らさない:申請後も残高証明書の提出が求められます。資金が減っていると許可が下りない場合があります。
  2. 車両を処分しない:申請した車両を売却すると台数要件を満たせなくなります。
  3. 営業所・駐車場の契約を維持する:解約すると要件が崩れ、申請が無効になります。

緑ナンバーの取得にかかる費用

このセクションでは、緑ナンバー取得にかかる費用の全体像を解説します。費用は大きく「国に納める法定費用」と「行政書士に依頼する費用」に分かれます。

国に納める費用(法定費用)

費用項目金額
登録免許税12万円
車検証の変更手数料(1台あたり)数百円〜数千円
運行管理者試験の受験料6,500円

行政書士に依頼する場合の費用目安

専門の行政書士に依頼することで、書類作成の時間を大幅に短縮し、申請ミスによる差し戻しのリスクを回避できます。行政書士法人シフトアップの報酬額一覧では、業界平均を下回る料金設定で対応しています。

サービス名手数料(税別)
新規運送業許可申請450,000円
運送会社設立+運送業許可510,000円
駐車場・事務所の移転・増設250,000円

※他事務所の平均報酬額は50万円前後(税別)とされており、シフトアップは業界平均より低い料金を実現しています。

自分で申請した場合との比較

項目自分で申請行政書士に依頼
法定費用12万円〜12万円〜
書類作成費用0円45万円前後
書類作成期間3〜6か月以上最短3日〜
差し戻しのリスク高い低い
精神的な負担大きい小さい

専門知識が不十分なまま申請すると、書類の不備で何度も差し戻しになり、結果的に許可取得まで6か月以上かかるケースも少なくありません。運送業を1日でも早く開始したい場合は、専門家への依頼が得策です。


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「自分のケースだといくらかかるか概算を知りたい」という段階でも構いません。
費用の目安はお電話でもお伝えできます。お気軽にご連絡ください。

※ご状況により必要書類・要件が異なる場合があります。まずは現状をお聞かせください。


緑ナンバー取得でよくある落とし穴

このセクションでは、実際の申請現場でよく見られる失敗パターンとその対策をご説明します。年間860件超えの相談実績を持つシフトアップだからこそ把握している、見落としがちなポイントです。

運送業許可の取得でよく見落としてしまう落とし穴を解説でも詳しくまとめていますが、ここでは特に相談件数の多い失敗パターンをご紹介します。

よくある失敗パターンと対策

失敗パターン内容対策
駐車場の道路幅員が足りない前面道路が狭くトラックが通行できない物件契約前に道路幅員を測定・確認する
市街化調整区域の物件を選んでしまった原則として営業所・駐車場に使用できない物件契約前に行政書士に確認する
資金が申請直前に不足した残高証明書の発行日と申請日のタイミングがずれた自己資金は許可取得まで維持する
役員法令試験に不合格次回の試験まで申請が止まる試験対策を申請前から十分に行う
運行管理者の確保ができなかった試験合格者が確保できず申請できない申請前に合格者を確保しておく

他の行政書士事務所からの乗り換えが多い理由

申請を専門外の行政書士に依頼したことで、書類作成に6か月以上かかったり、何度も差し戻しが発生したりするケースがあります。

シフトアップへのご依頼の4件に1件は、他事務所からの乗り換えです。「早く許可を取りたかったのに全然進まない」というお悩みをお持ちの方も、途中からの引き継ぎ相談にも対応していますので、お気軽にご連絡ください。


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「他の事務所に依頼中だけど、このまま進めていいか不安」という方も歓迎します。
現在の状況をお聞かせいただければ、引き継ぎの可否も含めてご案内します。

※ご状況により必要書類・要件が異なる場合があります。まずは現状をお聞かせください。


まとめ

この記事では、緑ナンバーに関する以下の内容を解説しました。

  • 緑ナンバーとは:他人の荷物を運賃をもらって運ぶために必須の営業用ナンバー
  • 白ナンバーとの違い:許可の有無・車検期間・税率・3か月点検の義務などが異なる
  • 取得に必要な5つの要件:人・車両・営業所・駐車場・資金のすべてを満たす必要がある
  • 資金要件の注意点:2019年法改正により人件費・燃料費などはすべて6か月分が必要
  • 取得までの期間:申請から許可まで約4〜5か月かかる
  • 費用の目安:法定費用12万円+行政書士費用(依頼する場合は45万円前後)
  • よくある落とし穴:駐車場の道路幅員不足・市街化調整区域・資金不足など

緑ナンバーの取得は要件が多く、専門知識がなければ対応が難しい申請です。スムーズに許可を取得したい場合は、専門の行政書士への相談をおすすめします。

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「まず何から手をつければいいかわからない」という段階でも構いません。
業界出身の行政書士が在籍する行政書士法人シフトアップへ、お気軽にご連絡ください。

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  • この記事を書いた人
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行政書士法人シフトアップ 代表社員 川合智

川合 智

12年間の運送会社勤務経験を持ち、累計相談数は10,000件以上。運行管理者・配車・総務経理など運送事業の現場を知り尽くした圧倒的な業務ノウハウを基に運送業、貸切バス、介護タクシー、産廃収集運搬などの許認可をメインに日本全国対応で力強くサポート。
【保有資格】行政書士【商工会議所】名古屋商工会議所【著書】 トラック運送業の運輸局監査対策行政書士のための運送業許可申請のはじめ方

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