最近はGマークステッカーをトラックの箱に貼った運送会社の貨物自動車をよくみかけますね。
当事務所のお客様もGマークを取得したいという方が増えています。
このページでは、トラック運送会社様なら必ず耳にするGマークの取得方法をざっくり解説しております。
これからGマークを取りたいというトラック運送会社様はご参考にしてください。
そもそもGマーク(安全性優良事業所)とは?
Gマークは「安全性優良事業所」と認められたトラック運送会社が使用できるアルファベットのGを使ったシンボルマークのことです。
安全性優良事業所とは簡単にいうと「守るべき法律を守り、事故削減のための安全性向上の取り組みをしているトラック運送会社」のことです。
安全性優良事業所となるためには、適正化事業実施機関(巡回指導を行っているところ)に書類を提出し、公益社団法人全日本トラック協会の審査を受けて認定を受けます(適正化事業実施機関は正確には「全国貨物自動車適正化事業実施機関」と言います)。
認定を受けることをGマーク認定と言い、Gマーク認定を受けるために書類を作成して申請することをGマーク申請と言います。
今ではGマーク申請やGマーク認定のことを運送会社様のあいだでは単に「Gマーク」と言うようになりました。
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営業所が複数ある場合の申請はどうなるのか?
上記でご説明したとおり、Gマーク認定申請の書類は、運送業を行う営業所を管轄する「適正化事業実施機関」に提出します。
Gマークは運送業を行う営業所単位で認定を出す制度です。
営業所が複数ある運送事業者の場合は、Gマーク認定を受けたい営業所管轄の適正化事業実施機関に申請書類を提出しなければいけません。
一つの営業所でGマーク認定を取得すれば、運送業を行うすべての営業所に適用されるわけではないのでご注意ください。
Gマーク申請にかかる費用と結果発表までの期間
Gマーク申請にかかる費用
Gマーク取得にかかる費用は、申請書を紙で提出するか、インターネットでの申請によって異なります。
紙で申請する場合は、複写式申請書(税込1,000円)を購入する必要があります。
対して、インターネットで申請書を作成する場合の費用は無料で、申請に必要なその他の費用はかかりません。
複写式申請書は配布期間が決まっており、毎年5月初旬から6月末となります。この期間内に申請を入手できなかった場合はインターネットで申請書を作成しなければいけません。
インターネットでの申請書作成は、全国トラック協会ホームページ内の「GマークWeb申請書作成ページ」で行います。
Gマーク申請受付から結果発表までの期間
Gマーク申請から結果発表が出るまでの期間は約5か月です。
受付期間は毎年7月初旬から中旬(おおよそ2週目末頃)までとなります。
申請受付期間を1日でも過ぎると、有無を言わさず受付を拒否されますので、必ず期間内に受付を済ませてください。
取得の結果発表は、11月下旬に全国トラック協会のホームぺージに掲載され、評価結果は申請者へ郵送されます。
Gマーク申請受付に行くのは7月の第1週が良いって本当?
Gマーク申請の受付期間は約2週間あります。
郵送での受付は行っていないため、必ず営業所管轄の適正化事業実施機関まで足を運ばなくてはなりません。
そのため、受付期間中の窓口は大変混雑します。特に受付開始後2週目は朝から夕方までひっきりなしにトラック運送事業者が書類提出に殺到するため、受付1時間待ち2時間待ちは当たり前です。
受付終了日が近づくほど混雑度合いがまずため、Gマーク申請は受付が始まる7月の第1週目に済ませることをおすすめします。
※地域により混雑度合いは変わります。
Gマークの有効期限
Gマークの有効期限は2年間で、具体的にはGマーク認定を受けた年から2年後の12月31日までです。
更新前に全国トラック協会から更新案内のハガキが運送事業まで郵送されるので忘れないように更新してください。
更新申請を怠るとGマークは失効してしまいますのでご注意ください。
Gマークの譲渡について
たとえば、親会社が持っているGマークを子会社に譲渡する場合など、Gマークの譲渡は一定要件を満たせば可能です。
ただし、親会社は運送事業を廃止、運送部門を子会社へ譲渡するなど、トラック協会を納得させる合理的な理由が必要となります。
2024年の安全性優良事業所の数
2024年現在では、Gマーク取得の申請数が9,460件で、過去20年の中で2023年度に次ぐ2番目に多い件数となっています。
9,460件の内訳は以下の件数となります。
・新規申請:1,155件
・更新申請:8,305件
新規申請よりも更新申請をする企業が多く見受けられ、Gマークの重要性の高さがうかがえます。
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Gマーク認定をもらうための4つの要件
Gマーク認定をもらうための要件は大きく分けて4つあり、すべての要件をクリアしないといけません。
気になる4つの要件は下記のとおりです。
Gマーク取得の4つの要件とは?
| - | 認定条件の内容 | |
|---|---|---|
| ① | 評価項目の採点を受け、80点以上であること。 | |
| ② | グループ分けされた評価項目において下記の基準をクリアできていること。 | |
| ア) | 安全性に対する法令の遵守状況の項目評価が40点満点中32点以上。 | |
| イ) | 事故や違反状況の項目評価が40点満点中21点以上。 | |
| ウ) | 安全性に対する取り組みの積極性の項目評価が20点満点中21点以上。 | |
| ③ | 法に基づく認可申請、届出、報告事項が適正に行われていること。 | |
| ④ | 社会保険・労働保険への加入が適正に行われていること。 | |
すべて点数で採点され、各要件に定められた最低基準を満たせないとGマーク認定をもらうことはできません。
7つのGマーク申請資格
残念ながらどの運送会社でもGマーク申請ができるわけではありません。申請をするには下記7つの申請資格をすべてクリアする必要があります。
7つのGマーク申請資格
Gマークはどの運送事業者でも認定申請を受けられるわけではなく、以下の要件すべてをクリアしないと申請資格のある事業者と認められません。
| - | 申請資格の内容 |
|---|---|
| ① | 新規で運送業許可を取得し、運輸開始後3年以上たっていること。 |
| ② | 営業所新設の場合は、認可を取得してから3年以上たっていること。 |
| ③ | Gマーク申請の時点でトラックの台数が5台以上あること。 |
| ④ | Gマークの不正申請により申請の却下または評価の取り消しを受けてから2年以上たっていること。 |
| ⑤ | Gマークの不正申請により認定の取り消しを受けてから2年以上経過していること。 |
| ⑥ | Gマーク認定証やGマークステッカーの偽造などで是正勧告を受け、偽造などしたGマーク認定証等を提出した日から3年以上たっていること。 |
| ⑦ | 行政処分を受けることがなくなってから3年以上たっていること。 |
①、②,③,⑦に関しては決められたことなので仕方ないと感じますが、④~⑥については、そもそもダメですよね。
裏を返せば、ズルをしてまでGマークが欲しいという事業者もいるということです。
有効期限の切れたGマークステッカーを貼っているトラックを街で見かけるのはそのあらわれかもしれません。
まとめ
他社との差別化をはかりにくいトラック運送事業者様にとっては、Gマーク認定を受けることは差別化につながります。
Gマーク認定事業所の少ない今ならGマークを取る価値は十分にあると言えるでしょう。
Gマークについてもっと詳しく知りたい方は専用サイトへ


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