トラックの乗り心地改善

コラム

トラックの乗り心地改善を叶える方法5選!乗り心地が悪い理由も併せて紹介

行政書士法人シフトアップ 代表社員 川合智

川合 智

運送業許可のプロ事務所「行政書士法人シフトアップ」の社長★トラック運送会社に12年勤務後に開業。著書【トラック運送業の運輸局監査対策】【行政書士のための運送業許可申請のはじめ方】★行政書士向けに運送業許可を教える「くるまスクール」主催者

毎日トラックに乗るドライバーにとって、快適な乗り心地は大切ですよね。そこでこの記事では「なんだかトラックの乗り心地が悪い」「もっとトラックの乗り心地をよくする方法が知りたい」といったお悩みをお持ちの方に向けて、トラックの乗り心地について徹底解説しています。ぜひ参考にしてください。

まずは、トラックの乗り心地が悪い理由から考えてみましょう。

 

トラックの乗り心地が悪いのはなぜか

街を走るトラックが大きく揺れているのを見て「なんだか乗り心地が悪そうだな」と思った方や、実際にトラックに乗っていて「なんだかしっくりこない」と感じている方もいるかもしれません。乗り心地を改善するために、乗り心地が悪い理由を具体的に考えていきましょう。

 

 トラックに乗り慣れていないため

まず、1つ目に考えられる理由は、初心者の方であればトラックに乗り慣れていないことがあげられます。トラックの運転席は高い位置にあるので、乗用車しか運転したことがない人にとっては、かなり違和感があるでしょう。しかし、運転席の位置が高いと見晴らしが良くなり、慣れればむしろ運転しやすいと感じる人が多いです。

また、トラックは乗用車と比較して車体が大きい分、どうしても衝撃を受けやすいです。具体的には、街を走っていると、駐車場やガソリンスタンドに入る時など、段差を通過することがあります。その際、乗用車なら少し揺れるくらいで通過できる段差でも、トラックは車体が大きく重たい分、大きく揺れます。この揺れも徐々に慣れていくでしょう。

 

 積荷の位置が悪いため

乗り心地が悪い感じる2つ目の理由は、積荷の位置がよくないことがあげられます。荷物の積み方によって、車全体の重心のバランスが崩れ、車体が揺れやすくなるのです。

具体的には、荷物を荷台の後方に寄せて積み込むと、前方にある運転席が弾みやすくなります。運転中にあまりバウンドが多いと、乗り心地が悪いだけでなく腰痛などのリスクもあるので、できるだけ荷物はバランスよく積みましょう。

 

トラックの乗り心地改善を叶える5つの方法

ここまで、トラックの乗り心地が悪い理由をご紹介してきました。ここからは、トラックの乗り心地が悪い理由を踏まえて、乗り心地を改善する方法を見ていきましょう。

 

方法1|サスペンションを交換する

1つ目におすすめする方法は、サスペンションの交換です。サスペンションは、トラックの車体とタイヤの間で衝撃を吸収し、車体を水平に保つ機能があります。

そのため、サスペンションがしっかり機能していると、車体が揺れにくくなり快適な走行が実現できるのです。サスペンションは、徐々に消耗していくため、乗り心地が悪くなってきたら交換することをおすすめします。

 

方法2|座席をスポーツシートに交換する

2つ目におすすめする方法は、座席をスポーツシートに交換することです。スポーツシートは、腰への負担軽減、ホールドによる姿勢のアシスト、乗り降りのしやすさなど、多機能なシートが多く販売されています。ノーマルシートで乗り心地が良くないと感じる場合は、お悩みに合わせてスポーツシートに交換することを検討してはいかがでしょうか。

 

方法3| 車内の空調を快適に保つ

3つ目の方法は、車内の空調を快適に保つことです。トラックドライバーは、納品時や休憩中など、トラックを停止させて運転席で待機することも多いでしょう。

しかし、騒音や排気ガスの問題にシビアな昨今では、こまめにアイドリングストップをしなくてはなりません。アイドリングを止めるとエンジンも止まるため、空調も切れてしまい、夏は暑く冬は寒いという居心地の悪さを感じることに。下記で車内の空調を快適に保つ方法を見ていきましょう。

 

①蓄冷式クーラー

夏におすすめなのは、蓄冷式クーラーです。蓄冷式クーラーは、トラックが走行中にエアコンの冷気で蓄冷剤を冷やし、エンジンが止まると蓄冷剤に風をあてて冷気を出すアイテムです。

夏にエンジンを切った車内は、非常に高温になり熱中症などの危険もあるので、エンジンを切っていても涼しく過ごせる蓄冷式クーラーを選ぶドライバーが増えています。

 

②エアヒーター

冬はエアヒーターがおすすめです。エアヒーターはエンジンを切っていても、少ない電力やガソリンで暖かい熱風が出るアイテム。寒い冬に待機したり仮眠したりする際に、エンジンを切っていても暖をとれるエアヒーターは、重宝するでしょう。

 

方法4| バックアイカメラを取り付ける

4つ目の方法は、バックアイカメラを取り付けることです。トラックは車体が長いため、バックする際に後方が見えにくく、場所によっては一度降りて状況を確認する必要があるなど、運転操作がストレスになることがあります。

そこで、バックアイカメラを取り付ければ、後方確認のストレスを軽減できます。安全性も高まるので、バックアイカメラを装着するメリットは大きいといえます。

 

方法5| こまめに休憩をとる

5つ目の方法は、こまめに休憩をとることです。トラックは長距離・長時間走行するため、心身とも負担がかかります。疲れや眠気といった自覚症状がなくても、知らず知らずのうちに疲労は蓄積していますので、1時間に1回など自分にあった休憩タイミングを決めて、コンディションを整えることをおすすめします。

見落とされがちですが、快適な乗り心地を実現する上で非常に大切なポイントです。

 

まとめ

長距離を運転するトラックドライバーにとって、トラックの乗り心地は大切なもの。トラックの乗り心地が悪いと感じる理由は人それぞれです。ご自身の状況に合わせて、空調やシートなど工夫してみてはいかがでしょうか。

 

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