近年、アウトドアブームの到来や旅行のスタイルが変化する中で、キャンピングカーのレンタル事業が注目を集めています。
キャンピングカーとは、寝泊りできる設備を備えた自動車のことです。
キャンプや長距離旅行に適しており、日本ではキャンピングカーをホテル代わりにして旅行に行く人が増えています。
本記事では、キャンピングカーのレンタル事業について解説します。
将来性や開業方法についても取り上げるので、ぜひ参考にしてください。
キャンピングカーのレンタル事業は将来性の高いビジネス!
キャンピングカーのレンタル事業は、以下3つの理由から、将来性の高いビジネスと言えます。
- インバウンド需要の増加
- ペット同伴需要の増加
- キャンピングカー販売総額の増加
順番に見ていきましょう。
理由①インバウンド需要の増加
ここ数年、日本を訪れる外国人観光客の間で、キャンピングカーのレンタル需要が高まっています。
国内の大手キャンピングカーレンタル事業者である「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター」によると、訪日外国人向けのレンタル売上が、2024年6月時点で過去最高額を記録したことが明らかになっています。
キャンピングカーは、自分のペースで観光地を巡ることができるため、訪日外国人にとって魅力的な選択肢となっています。
特に観光地が点在する地方都市では、レンタルの売上が顕著に伸びており、自由な移動手段としてキャンピングカーを選ぶ観光客が増加していることが分かります。
理由②ペット同伴需要の増加
「ペットは家族の一員」という意識が定着しつつある昨今、ペット同伴で旅行や観光を楽しみたいというニーズが高まりをみせていますが、新型コロナウイルス収束後の旅行ブームの影響で、ペットと泊まれる宿の人気が高騰しており、中々予約が取れない、予算に収まらないという状況が続いています。
そこで人気が高まっているのが、ペット同伴可能なキャンピングカーです。
キャンピングカーを利用すれば、ペットと一緒に旅行を楽しむことができ、宿泊施設や同伴可能なレストランを探す手間も省けます。
ペット同伴可能なキャンピングカーの需要は、今後さらに増加することが予想されることから、レンタル事業としての将来性は十分にあると言えるでしょう。
理由③キャンピングカー販売総額の増加
「日本RV協会 年次報告書2023」によると、キャンピングカーの販売総額は増加傾向にあり、2023年には新車・中古車を合わせて過去最高の1,054.5億円に達したことが分かりました。
また、国内のキャンピングカーの累積保有台数も155,000台に達し、2022年と比較して10,000台の増加が確認されています。
キャンピングカーを所有する人が増え、認知度がますます広がることで、より多くの人々がキャンピングカーを利用してみたいと考えるようになるでしょう。
このことから、レンタル需要の増加が期待できると考えられます。
― レンタカー許可に関するお問い合わせは下記までお気軽に ―.png)
キャンピングカーのレンタル事業開業には許可が必要
キャンピングカーのレンタル事業を開業するには、「自家用自動車有償貸渡業(レンタカー事業)許可」を取得する必要があります。
カーシェアサービスを介してキャンピングカーを他者へレンタルする方法もありますが、プラットフォーム手数料を支払う必要があるため、ビジネスとして収益を上げるのであれば、許可を取得した上で開業することをおすすめします。
ここでは、レンタカー事業許可の要件や取得する流れ、許可取得に必要な資金をざっくりと解説します。
許可取得の要件
レンタカー事業許可の要件は、ざっくりと以下のとおりです。
| ① 欠格事由 | ・申請者、法人の場合役員全員がレンタカー事業許可の欠格事由に該当していないこと |
| ② 整備管理者 | ・自家用自動車10台以上、乗車定員11人以上のバス1台以上をレンタカー登録する場合など、一定の条件を満たした場合は、整備管理者を定めること |
| ③ 自動車保険への加入 | ・対人保険8,000万以上、対物保険200万以上、搭乗者保険500万以上が補償される自動車保険に加入すること |
| ④ 使用する車両 | ・道路運送法第52条の規定や自家用自動車有償貸渡しの許可基準による車種区分で定められている車両であること |
| ⑤ 車庫 | ・レンタカー事業に使用する全ての車両を止められる駐車場を確保していること |
レンタカー事業許可の詳しい要件を知りたい方は、「レンタカー業(自家用自動車有償貸渡業)を開業するための許可申請・要件・流れについて」の記事を併せてご覧ください。
許可を取得する流れ
レンタカー事業許可を取得する流れは以下のとおりです。
- 営業所を管轄する地方運輸支局へ申請書を提出する
- 運輸支局で審査が実施される(1か月程度)
- レンタカー許可取得
- 登録免許税(9万円)を納付する
- レンタル車両をわナンバーにする
- レンタカー事業開始
なお、レンタカー事業許可では、「国土交通省による支援補助金」や「事業再構築補助金」といった補助金を申請できるケースがあります。
許可に必要な資金
レンタカー事業許可を取得するためには、以下の費用が必要です。
- 車両費
- 自動車保険費用
- 物件費(営業所の家賃)
- 広告宣伝費
- 事務関連費
- 備品費用
開業に必要な資金は、事業規模や用意するキャンピングカーの種類によって異なるため、事前にしっかりと資金計画を立てておくことが重要です。
― レンタカー許可に関するお問い合わせは下記までお気軽に ―.png)
レンタル事業で使用するキャンピングカーの種類
キャンピングカーにはさまざまな種類があり、それぞれのニーズに応じた車両を揃えることが、レンタル事業成功の鍵を握ります。
多くの顧客を得るためにも、どのようなキャンピングカーが人気かを、レンタル事業を始める前に確認しておきましょう。
- 軽キャン
- バンコン
- キャブコン

①軽キャン
軽キャンは、軽自動車や軽トラックをベースにした、コンパクトサイズのキャンピングカーです。
1〜4人程度の旅行や、そこまで距離の移動がないシーンに適しています。
初めてキャンピングカーを利用する方や、快適に旅行したいけど手軽さが欲しいという方に人気があります。車体の購入価格が約200〜400万円と、比較的手頃なのも特徴です。

②バンコン
バンコンは、ハイエースなどのバン・ワンボックスをベースにしたキャンピングカーで、最も人気が高い車種となっています。
内装のみをキャンピングカーの仕様にしていることがほとんどで、外装は一般的な自家用車と変わりありません。
購入価格は300〜800万円程度で、3〜6人までの家族連れやグループに需要があります。

③キャブコン
キャブコンは、トラックの荷台部分に居住スペースを設けたキャンピングカーのことです。
ベッドやキッチンなどの設備が充実しているため、長期の旅行に適しています。
購入価格は500〜1,200万円と高額ですが、ファミリーや大人数のグループから一定の需要があります。
こちらもCHECK
-

レンタカー業許可(自家用自動車有償貸渡業許可)の取得方法を解説
レンタカー事業開業のポイントや許可取得の要件や期間、わナンバー登録方法や許可取得のメリット/デメリットについてまとめております。開業前にご一読頂けると幸いです。
続きを見る
関連記事
-

レンタカー事業を開業するには?許可の必要書類と必須の4大帳票を解説
レンタカー事業許可取得後のは、事業が適正に行われているかを確認する帳票類の提出が義務付けられています。名駅の「行政書士法人シフトアップ」では、帳票類をデータにて無料で提供しております。お気軽にお問い合わせください。
続きを見る
まとめ
近年、アウトドアブームの到来や旅行のスタイルが変化する中で、キャンピングカーのレンタル事業が注目を集めています。
キャンピングカーのレンタル事業を開業するには、国で定められた要件を満たし、「自家用自動車有償貸渡業(レンタカー事業)許可」を取得する必要があります。
カーシェアサービスを介してキャンピングカーを他者へレンタルする方法もありますが、手数料を支払う必要があるため、ビジネスとして収益を上げるのであれば、許可を取得した上で開業することをおすすめします。
行政書士法人シフトアップでは、レンタカー事業許可を取得したいとお考えの皆様のサポートをしております。
本記事を読んで、レンタカー事業許可に興味がわいた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
-

レンタカー事業許可取得Q&A特集
レンタカー事業許可取得にあたって、お客様から弊社シフトアップへよく頂く質問をQ&A型式でまとめております。許可取得をご検討中の方は必見です。
続きを見る

