トラック運送業の給料・年収はどれくらい?

コラム

トラック運送業の給料・年収はどれくらい?給料アップ3つの方法

Amazonや楽天などのEC市場の急拡大により、業績拡大が続く運送業界。
そんな右肩上がりの運送業界への転職をお考えの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、トラック運送業の年齢別の給料や業種別の年収相場まで、給料に関する情報を分かりやすく解説しています。ぜひ参考にしてください。

トラック運送業の給料形態とは

トラックドライバーとして働くことを検討している方は

「実際どれくらいの給料がもらえるのか」
「そもそも給与形体は固定給なのか」

といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
ここからは、トラックドライバーの給与形体の代表的な2つの例について、詳しく解説していきます。

 

歩合給制

歩合給制とは、個人の成績や売上に応じて給与が計算される給与体制のことです。会社によってパーセンテージは異なりますが、「月間の水揚げの〇%が月給に加算される」「年間の水揚げの〇%が賞与として支払われる」といったパターンがあります。

しかし、歩合給といっても給与のすべてが出来高に応じて支払われることは基本的にありません。なぜなら、成績が悪い場合に最低賃金を下回ってしまう可能性があるためです。
一般的には「固定給〇万円+歩合給(売上の〇%)」という形で給与が支払われることが多いです。なお、歩合給制でも働いた時間に応じて残業代は発生します。

歩合給制についてまとめると、売上に関係なく必ずもらえる固定給+売上に応じて増減する歩合給+働いた時間に応じた残業代の3階建てであると考えててください。
※固定給などがなく、給与額のすべてが歩合で計算される「オール歩合制」を取っているトラック運送会社も存在します。

 

みなし残業代制

みなし残業代制とは、一定時間分の残業代をあらかじめ給与として支払うことです。トラックドライバーの労働時間は、1日8時間を超えることが多いため、このみなし残業代制を導入している企業が多いです。

支払い方法としては、毎月の固定給に残業代を含んでいる場合と、手当という形で毎月固定の残業代を支払う場合があります。
ただし、あらかじめ定めた残業時間を超えて働いた場合は、超過分も支払うことが法律で決まっていますので安心してください。

※みなし残業代を支払っているトラック運送会社の中には、みなし残業時間を超えた残業に対して割増賃金を支払っていないケースもあるので入社時にしっかり確認しましょう。

 

トラック運送業の年齢別給料と年収相場

トラック運送業の年齢別給料と年収相場

ここからは、トラックドライバーの平均給与額を年齢別に見ていきましょう。
年齢別の平均を見ると、次のようになっています。

年齢 平均給与額(月)
20~24歳 29万2,700円
25~29歳 37万4,000円
30~34歳 42万5,100円
35~39歳 45万1,200円
40~44歳 49万2,700円
45~49歳 50万900円
50~54歳 50万400円
55~59歳 49万1,400円

全年齢の平均月収は44万4300円で、平均年収は533万円。40代後半に収入のピークを迎え、そこから下がっていく傾向があるので、50代後半以降は年齢を重ねるほど稼ぎにくくなる職業でもあります。

(出典:第12表 業種別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額

 

トラック運送業の業種別の年収相場

ここまで、トラックドライバーの全体平均を説明してきましたが、実際は運転するトラックの種類や走行距離によって収入が変わります。

ここからは業種別の年収相場を見ていきましょう。

 

①大型ドライバー:463万

大型ドライバーは、おもに積載重量が10トンを超える大型トラックの運転手のことをいいます。家具や鉄鋼部品など大型の物も多く、運ぶ商品によってトラックの形状もさまざまです。

運転するには大型免許が必要になります。会社が取り扱う商品や取引先によって、近距離ルート配送から長距離配送まで、働き方も幅広いことが特徴といえます。

 

②普通~小型ドライバー:436万

4トン程度の中型トラックと、普通免許で運転できる2トンなどの普通~小型ドライバーがあります。中型の場合も運ぶ物の種類は幅広く、雑貨や企業間のルート配送などが多いことが特徴です。

積み降ろしを自分で行なうこともありますが、小型ドライバーは運転しやすく近隣を短距離で回る働き方が多いため、女性ドライバーもたくさん活躍しています。

 

③トレーラー運転手:500~600万

トレーラー運転手は、40トンのコンテナを倉庫から港まで輸送するダイナミックな仕事で、ドライバーの中でも花形とされる職種です。

トレーラー運転手の場合は、大型免許だけでなく、けん引免許も必要になります。積み降ろし作業がなく、運転技術や資格を活かして、安定した収入を得られるのが特徴です。

 

④長距離ドライバー:400~750万

長距離ドライバーは、拘束時間の長さに応じて年収が高くなるため、稼ぎたいという意欲がある方に人気です。
しかし、夜通しの運転で生活リズムが不規則になるため、体力が必要になる職種でもあります。

いつも決まったルートの配送もあれば、毎回配送先が異なる場合もあり、走行距離は50~500キロメートルと幅があります。そのため、歩合給制で働くケースも多いです。
1人で高速道路を運転する時間が長いため、長時間の運転が苦にならない方や、自分のペースで仕事を進めたい方にはぴったりの職種です。

 

⑤短距離ドライバー:380万

短距離ドライバーは、近隣エリアを往復するなど、一定の距離を細かく回る仕事です。長距離配送がないため、勤務時間は固定であることが多く、安定した生活リズムで働けることが特徴です。

短距離なので、初めてドライバーになる方でもチャレンジしやすく、様々な車種や仕事内容があるため、自分に合う職場を見つけられる可能性が広がります。

 

トラック運送業の年収をアップさせる3つの方法

トラック運送業の年収をアップさせる3つの方法

ここまでの解説で、トラックドライバーの実際の収入についてはイメージしていただけたかと思います。

しかし、すでにトラックドライバーとして働いていて収入を上げたい方や、将来的に給与アップを目指したい方はどうすればいいのでしょうか。

ここからは、トラックドライバーが年収をアップさせる3つの方法をお伝えします。

 

方法① 大型免許、けん引免許の取得

普通免許や中型免許しか持っていない方は、大型免許やけん引免許の取得を目指しましょう。
免許を取得することで、小型や中型トラックの仕事から、大型ドライバーやトレーラー運転手といった高収入の職種に挑戦することができます。

また、フォークリフト免許の取得もあわせてしておくと、積み降ろし作業に活かせたり、転職や再就職で有利になったりするのでおすすめです。

 

方法② 長距離ドライバーへの転職

長時間の運転が苦にならない方であれば、長距離ドライバーに転身すれば、早期に年収アップが期待できます。
歩合給制を採用している会社であれば、走った距離に応じて収入が上がるため、頑張りが収入に直結する張り合いもあるでしょう。

 

方法③ 大手企業への転職

もし、現在の待遇に不満があるなら、ドライバーとして大手企業への転職を検討してみるのもいいでしょう。

ほとんど同じ仕事内容だったとしても、会社の基盤が強固で黒字経営をしている大手企業であれば、基本給そのものが高かったり、年間休日や福利厚生が充実していたりと、さまざまな恩恵を受けられる可能性が高いです。

そういった大手企業であってもドライバーは慢性的に不足しているため、経験者や有資格者であれば、皆が知っている大手企業の正社員へ転職するチャンスも十分にあります。

 

まとめ

トラックドライバーと一口に言っても、運転する車両や距離などによって収入はさまざまです。また、収入だけでなく、働き方や仕事内容もドライバーの業種によって変わります。

本記事を参考に「どれくらい稼ぎたいのか」「どんなライフスタイルを送りたいのか」「どんな仕事なら続けられそうか」といったことを考えていただくヒントにしてください。

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川合智

川合 智

運送業許可のプロ事務所「行政書士法人シフトアップ」の社長★トラック運送会社に12年勤務後に開業。著書【行政書士のための運送業許可申請のはじめ方】★行政書士向けに運送業許可を教える「くるまスクール」主催者

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